ウィッチブレイドあらすじ古（いにしえ）より女性にしか使う事の出来ない最強の武器の伝説があった。その名は“ウィッチブレイド“。
闘う事、ただそれのみを求めるソレは意思を持って装着する女を選び、選ばれた女は、ある者は女傑と讃えられ、またある者はソレの命ずるまま、肉体が破壊されるまで戦い、滅んでいったという。
近未来の東京。6年前、この街は“大震災”と呼ばれる災厄により壊滅的なダメージを受け、人々はようやく復興への歩みを始めていた。
そんな街に今、1組の母娘─雅音と梨穂子─が船でやってくる。2人はかつては東京にいたが、ある事情で児童福祉庁の施設に隔離されており、この度、遂に施設を脱け出す事に成功したのだ。
だが、児童福祉庁の職員は即座に母娘を捕捉。今度は娘である梨穂子だけを“法律改正による処置”と称して引き離そうとする。抵抗する雅音だったが、遂に梨穂子は連れ去られてしまった。
なんとか梨穂子を奪還しようとパトカーを奪い後を追う雅音だったが、慣れない運転で車は横転し大破。パトカーを盗んだ容疑で警察に収監されてしまう。
留置場の中でしばし絶望の淵にたたずむ雅音の耳元で、突如破壊音が響き、瓦礫と煙の中から“怪物”と呼ぶしかない物体が現れ、雅音に襲いかかった！
絶体絶命の危機に陥る雅音の腕のタトゥーが怪物に呼応するかの様に突如光を放ち、全身を覆う。そして彼女もまた、全身が武器と化した、異形の“モノ”に変容を遂げる。そのタトゥーこそが6年前から彼女の体内に棲み付き、覚醒の時を伺っていた最強の武器“ウィッチブレイド“だったのだ。
雅音は怪物を一閃のもとに斬り捨て、警察を脱獄。だが、闘いの気配が消えたからか、それとも何者かが発射した麻酔弾の為か、雅音は元の体に戻り、崩れ落ちるかの様に気絶し、倒れてしまう。だが消えゆく意識の中で、彼女は決意する。
最強の戦士となった母の過酷な運命の闘いが、今始まるのだった…
（「ウィッチブレイド」wikipediaより）